近場で夏を感じる その1----小湊鐡道キハ40乗車記----
さて、記事を書くのがなにぶん初めてなもんで書き出しが分からず困っているところですがとりあえず
おはようございます
今回はおなじみJRの普通列車と快速列車が全国一日中乗り放題という青春18きっぷを使って千葉を巡ってまいりましたのでその様子をつらつらと書き記していこうと思います
まずは総武快速ということで千葉を目指して出発です
スタートは君津行き。ちょうど東海道線の始発と同じ時間に出発する君津行きです
しかしまぁ眠いこと眠いこと....
↑東京にて
早朝の出発だけあって車内には誰もいません。座席も選び放題です
↑同じく東京にて
途中睡眠を挟みながらもなんとか五井に到着
途中千葉まで意識が飛んでいたとかいなかったとか...本人も覚えてないようですから仕方ないですね
さて、この五井駅からは今日のメインである小湊鐡道が分岐しています
小湊鐡道は五井から上総中野までを結ぶ千葉県のローカル民鉄です
民鉄というからにはもちろんJRではないですから18きっぷは使えません。じゃあ普通運賃を払えばいいじゃないか!というのはごもっともなのですがやっぱり高い
思ってたより高い。いや、これが妥当なのかもしれないけどもやっぱり高く見えてしまう。。。。
というわけで少しでも安くなると会社が謳っているフリーパスに手を染めることにしました
1840円かぁ....どうも目的の駅までは往復2000円ほどかかるということでお布施。
しかし高いなぁ小湊鐡道。と思い薄くなったサイフを見ながらホームへ降りると
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヨンマルじゃあないか!!!!!!
本来の予定では7時11分の列車に乗る予定でしたが衝動を抑えきれず2本前の列車で途中の上総牛久駅まで行くことに。興奮冷めやらぬうちに座席が埋まりそうだったのでまずは座席の確保に急ぐことにしてとりあえず目の前の列車に乗車します
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヨンマルのボックスだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
おっといけねぇここでも大興奮しちゃったと言わんばかりに私の脳内では脳汁が大量に分泌されています
いやしかしとにかく柔らかいのなんのってもう....幸せ過ぎるこの時間.....
まだ列車が発車する前なのに大興奮している私をよそにいよいよ列車は発車します
エンジンにも興奮していましたがそれはもう割愛します(笑)
さて、一通りの興奮が冷めた後窓を開けようとサッシを見ると...?
あらあら...前の路線で彫られたものがまだ残っていたようです
というのも、この車両はJRの只見線や五能線などで活躍していた車両を小湊鐡道が従来持っていたキハ200という車両と置き換えるために導入したものなのです
こんな感じでまだまだJRのものが残っていたりしますね。優先席のシールもそのままでした
地元の方によると導入理由はどうもエンジンなどの交換を従来の車両から流用することが可能なことが決め手となったようでまだまだこの先もヨンマルは走りそうですね
さて、説明が長くなってしまいましたが上の画像をご覧になってわかりますね?めちゃめちゃ青春しているではないですか....
っと
こちらにも
いろんな恋や青春があったんだなぁと思いを馳せながら終点の上総牛久に到着です
予定から完全に外れたので全く調べずに行き当たりばったりで来てしまった駅のことなど全くわかるはずもなくということでとりあえず駅員さんに訊いても
「そうねぇ....ここは何もないねぇ....」とのこと。あらら
駅の周りを見たところとりあえず次来る列車の写真を撮る以外にやることがなさそうなのでそうすることに
小湊鐡道の色に塗られたヨンマルが来ました。
ヨンマルとほかの形式が連結しているシーンははじめてみたのでここでも興奮
こんな空模様ですがいい雰囲気の駅を満喫できました。
さて、次は上総大久保という駅に向かいます
これは男鹿線の色ですね
またヨンマルなんて嬉しい限り...
↑途中の停車時間がある駅にて撮影
しかし現実は酷です。乗っていた乗客は途中の上総鶴舞からは3人となり、さらにその3人は全員が鉄道マニアのようで途中の停車時間のある駅では全員がカメラを取り出して列車を撮影しだすという状態に
ありゃりゃ...一般の方のご利用はないのかしら?
こんな感じで誰もいない車内を簡単に撮ることができ...るというのも何か複雑です
さて、そんな思いとは裏腹に列車は進み目的の上総大久保駅に到着しました。
降りたのは私一人のようでほかのマニア二人は引き続きヨンマルの旅を楽しむようです
とりあえず私は駅前のイチョウの木の下でひとやすみ。
新緑が涼しげですがここめちゃめちゃ暑い!
汗はダラダラ陽炎は立つわもう外にいれるか!というような状況でしたがそこは鉄の根性、やり遂げますよ!と言わんばかりに我慢します
そんな暑さとの戦いの中やってきたのは先ほど乗ってきたヨンマルの折り返し。暑さに負けずカメラを取り出して一心不乱に撮ります
んー...思ってたよりよくはないけどまぁいいでしょう(?)
次の列車はおよそ1時間と30分後...?この暑さの中そんなに待つのかよ!と思っていると何やら町の放送らしきものがかかり「熱中症に気を付けましょう。不要不急の外出は控え、冷房を使用してください」とのこと。
それは無理だぜ?と思いつつまた炎天下の中暑さと格闘して列車を待ちます
おぉー!期待してたのはヨンマルだったけどこれもこれでいいじゃないか!
雲が出たのは残念でしたがそれもそれでよしとしましょう
っとはしゃいでいると...あれ?
これ上総牛久で見たやつじゃねぇか!と思ってさらに車内を見ると
あら不思議。たくさんの人が乗っています(多分全員観光客だけど)
なんか楽しそうだったので手を振ってあげました。楽しんできてね!
っと...観光客はみんな上総中野の先のいすみ鉄道や養老渓谷に行くようで上総大久保での下車はゼロ。一人で折り返しの列車を待つことにします
駅に時刻表がありました。見送った列車は9時57分発の上総中野行きだったようで、乗る予定の列車は10時38分までありません。
思えば8時21分から10時38分まで炎天下2時間もよく耐久したなと思いますがそれはさておき
もう撮るものもないのであとは列車に乗るだけですということで駅でひたすら待つわけですがただ待ちぼうけではつまらないので
古そうな駅名標を撮ってそれっぽくしてみたり(本当に木製でこんな書き方でした)
忘れられた懐かしのボトルを眺めたり(中は写せないくらいたくさんの足が6本の方々の屍が重なっていたと思います)
もちろんそんなことだけで時間は潰れるわけもなくただぼーっと「いつ来るのかなぁ...」と列車を待つこと40分
ようやく五井行きが来ました
いやーまたヨンマルに乗れるなんて!とちょっと浮足立ちながら列車に乗り込みます
車内には行きとは裏腹に多くの観光客の姿があり賑わっていました
朝の3人っていうのはやっぱり東京を早朝に出ないといけないからだったのでしょうね。
このまま帰ってもよかったのですが、少しより道をすることに。
途中の海土有木駅で降りて撮影地へと向かいます
駅から撮影地までの道中迷いながらなんとか到着。
午後は上総中野方面の列車が順光ということで列車の通過を待ちますがここもあっついことなんの
それもそのはず太陽はどんどん高く上がり、空からの熱もさることながら地面からの熱もまぁ凄いこと凄いこと...
途中で帰ろうと思いつつもヨンマルが撮れるなら...と我慢していると彼方から見えてきたのは
なんやねん!お前かい!と思いつつも単行のこいつも珍しくなるだろうからと思い撮影することに
よく見ると(というかよく見なくてもですが)前面に光が当たっていませんがドンマイです!ということでそそくさと駅に帰ります
さすがにこの暑さの中もう1本待っていたら本当に倒れるなと若干の走馬灯を見ながら海土有木駅まで歩き、無事五井まで生還しましたとさ
→後編へ続く