実は私JR東日本の株主だったりするので、半年に一回株主優待券が郵送されてくる「株主優待券」なるもので好きな切符を4割引で購入なんてことができるわけだ
今回は特に使い道を思いつかなかったのでもうそろそろ撤退するであろうガラガラの特急しおさい運用に就く255系のグリーン車にでも乗ろうかと思い立ち、東京-銚子間のグリーン券を割り引いてもらうことに。
そしてその流れで早速乗車。となるわけですが、私の読みでは1車両3人だったのが4人もいらっしゃったので東京駅での車内撮影は断念
とりあえず窓の外を飛びゆく景色をぼーっと眺めていると早くも千葉を超えて"総武本線"と公式に案内される区間へと突入。ここには以前足繁く通っていた田園地帯の中の撮影地 通称"モノサク"と呼ばれるところがあるのですが、ここを今回は特急車内から撮ることに
▲以前行ったときに撮った255系。まさかこの区間をグリーン車で走ると思わなかった
今回はこんな感じに。以前行ったときは9月の頭だったのでだいぶ水田の状況は異なるが、こういう「車窓を写す」というのもいいのかもしれない
撮りに行くほどのものではないが、ふと見たときに思い出が脳内を駆け巡るような写真もよい。その点で言えば美しいだけが写真の評価ではないと思っている節が私にもあるのだが、時にはそういうのを"逃げ"の常套句として使ってしまいかねないので気を付けたいところだ
「ここからは禁煙!」と言いたげな🚭のしるしがある。昔はここを境に分煙が行われていたのだが、グリーン車は受動喫煙の楽園のような場所になっていたのだろうと容易に想像がつく
90年代に登場した特急ならではの喫煙ウェルカムスペースは好評だったのだろうか?
ともかく、昔の残り香を楽しめるのもあと少しであるのは間違いのないことだ。目に焼き付けておけてよかったのかもしれない。そして、こういうわけのわからない懐古厨には人気が出ているというのは確かなように思われる
そして降りる前に一枚。ほとんど人が乗っていないのが分かるだろう
銚子まで利用したのは3人だけ。他の人は千葉、佐倉や横芝などで降りてしまうのでJR東の中で停車型に分類される特急の役割としては十分といったところなのだろうが、やはり寂しさが否めない
この利用状況では東京駅で全席を丁寧に手入れして掃除をしてくださっているJR東日本環境アクセスの皆さんが浮かばれないなぁと思いながら列車を降りる。でもホントに椅子はきれいだし床に塵ひとつ落ちていないのは普段普通列車しか乗らない人間からすると驚異的な清潔さを感じてしまうものだ
空いている列車は魅力的だがやはり不安も拭えない。是非なくなる前に "驚異的な清潔感とともに旅ができる特急しおさい" を感じてほしいと思う