Sakura 撮影記

晴鉄雨読の撮影記

ちょこっと北陸旅行 ~引退目前413系を追う旅~

去る12月16日に鉄道各社から一斉に2023年度のダイヤ改正の基本方針が発表されました。

その中で私がひときわ気になっていたのが最後の新幹線開業前のままの姿をとどめた413系と思われるあいの風とやま鉄道AM05編成の去就です。

昨年度は2編成が引退し、風前の灯火となっている413系。北陸地区には現在AM05,AM01(一万三千尺物語),AM03(とやま絵巻),W01(トキ鉄急行)の4編成が残るのみとなっています。しかしどの編成も改造や塗装変更が施されており、新幹線開業前の姿をとどめる編成が現在AM05編成のみとなっているのです

私の予想では2023年度をもってAM05編成が引退し、413系の運用が全滅するものだと思っていました(とやま絵巻編成はそもそもイベント用に塗装変更されたので定期運用がなくても問題はない)

そうするとやることは1つです。日本全国から引退を惜しむために惜別乗車する人が押し寄せる前に満喫する。それだけです

しかしお金のない私にそう易々と北陸に行ける機会など訪れるはずもなく、ただ指をくわえてまっていることしかできませんでしたが幸運なことに北陸へ行く用事を貰い(半ば作ってもらったも同然なのですが)、"ついでに"一足早い惜別乗車をするということにしました

 

無骨な413系と無機質な富山駅。JR時代には見られなかったコラボが見られるのもまた3セクに残ったレア車の楽しみです

この車両、海の色のような青が塗られているので"海坊主"や"青坊主"というあだ名がついていることでも有名です。JR時代に塗料の経費削減を目的に次々と単色化された車両が特に西日本に多くいますが、この車両も単色化によって青色に塗られた編成の1つ。

単色化された車両は魅力が半減してしまうこともしばしばですがこの車両に青単色は個人的に凄く似合っていると思います(昔から見てきたからでしょうか?どうでしょう)

そんな海色の車体も残りこの1編成だけということで単色でも魅力ある色を出してくれたJRに感謝しながら1枚

用事を済ませてから富山に戻るとまた海坊主が(ごめんなさい狙いました)

分散冷房に菱形パンタ、ツードア単色編成が無機質な富山駅に鎮座...美しすぎてため息が漏れそうです

▲気合の13秒露光で明るさを担保し光芒を出すことに。被り危なかったけどなんとか成功

これにていったん北陸での撮影行を終え、東京へと戻りました

今回は天気に恵まれなかったので駅撮りばかり...北陸らしい風景と絡めたいと思いながらの帰京となりました

また機会があれば是非今度は北陸らしい情景と撮りたいものです